国民民主党の玉木雄一郎代表は21日、大阪市内で夏の参院選大阪選挙区(改選数4)で同党から出馬予定の候補者の応援演説を行った。

マイクを握った玉木氏は、山口県阿武町から誤って振り込まれた4630万円を別の口座に振り替えたとして逮捕された男が、オンラインカジノで全額使ったとされる問題に触れ、「誤って振り込んだ役場も問題だと思うけど、明らかになったのはオンラインカジノですよ」と語り、「いま、若い人がオンラインカジノにはまって、人生がたいへんなことになり、家族も苦労している例が出てきている」と問題提起した。

合法、非合法の議論を含めた上で「法的な背景も含めて、検討することも必要。オンラインカジノの依存症対策を国や行政として、どうやっていくのか。速やかに検討に着手したいと思う」と新たな“公約”を掲げた。

一方で大阪を本拠地とする日本維新の会についての“口撃”は封印した。演説終了後、玉木氏は「他党がどうこうというよりも、わが党がやりたい政策、やるべき政策を訴えていく」と強調した。