元立憲民主党代表の泉健太衆院議員は29日までに、無所属の緒方林太郎衆院議員とともに、新たな会派「志士の会」を結成した。28日に、衆院に新会派を届け出た。

泉氏はこれまで中道改革連合に所属していたが、事実上分裂した中道を離党した立憲民主党出身の衆院議員で結党した「民主改革の会」には参加せず、当面無所属で活動するとしていた。中道が議員1人を残し、未交付分の今年の政党交付金の残り約11億円を受け取る方針を示した小川淳也前代表らの説明について、「十分に納得できていない」などと指摘していた。

小川氏は、泉氏を含めた中道を離党した立民系20人の「民主改革の会」への全員参加を目指していたが、泉氏と大島敦衆院議員は入党せず、参加は18人にとどまった。「民主改革の会」は、復党した公明党の衆院議員とともに、衆院で統一会派「中道」を組んだが、泉氏は同会派にも加わらず、独自の道を模索していた。

泉氏と「2人会派」を組んだ緒方氏も、泉氏と同じ旧民主党出身。

泉氏は28日に更新した自身のXで、会派名について「素朴なれど、日本を守り、伸長させる志士、国民の生活を助ける志士、たらんとの強い決意です」と、つづった。

泉氏は立民時代から発信力の高さに定評があり、今年の衆院選で中道が惨敗した後の代表選では立候補への「待望論」もあったが、泉氏は24年の立民代表選で再選されなかったとして、「強い覚悟を持ち、チャレンジの時が満ちた候補を選び、皆と支えます」として、出馬はしなかった。10月5日召集の臨時国会以降は、新たな足がかりを得る形で活動することになる。