パデルの全日本選手権が13日から2日間、千葉の「パデル&フットサル 晴れのち晴れ」で開催された。パデルとは、スペイン発のラケットスポーツでテニスとスカッシュを合わせたようなハイブリッドスポーツ。ガラスと金網で囲われたテニスより狭いコートで、跳ね返りも利用しながら多種多様なラリーが特徴で老若男女誰でも楽しめるスポーツだ。

女子ダブルスの最年少ペアは沓名舞子(21)と佐藤千文(18)。優勝した藤木絢野・知念美樹ペアに準決勝で敗れ、ベスト4だった。沓名と佐藤は昨年12月からペアを組み、2大会出場して2連続準優勝と大躍進。3月のアジアカップ決勝で敗れたのも藤木・知念ペアとあって、佐藤は「前大会の決勝で敗れた同じ相手にリベンジしたかったのですが、まだまだ力不足でした。そしてたくさんの課題が見つかりました。この敗戦はこれから始まる1年間のツアーに生かしていきます」と話した。

パデルの魅力を沓名は「海外のパデルでは、40代でプロで活躍している方もいる。選手寿命が長いので、みんなが楽しめるスポーツかな」と話し、佐藤は「壁があるのでスーパーショットが多いし、ショットの種類も多いのが面白い」。2人ともキャリア約1年ながら、すっかりパデルに夢中だ。