横山デーだ! 11日、兄の横山和生騎手(30)が東京のエプソムC(G3、芝1800メートル)を1番人気ジャスティンカフェ(牡5、安田翔)で勝ち、弟の横山武史騎手(24)は函館の函館スプリントS(G3、芝1200メートル)で3番人気キミワクイーン(牝4、奥村武)を1着に導いた。84年のグレード制導入後、史上2組目の兄弟騎手同日JRA重賞制覇を成し遂げた。

エプソムCより約20分早くレースを終えていた横山武騎手は、エプソムCの結果を知ると「和生でしょ? よっしゃ!」と喜んだ。くしくも2頭の枠順は同じ8枠15番枠だった。

なお2人の父横山典弘騎手(55)はエプソムCで4番人気マテンロウスカイ(せん4、松永幹)の手綱を取り、好位からしぶとく脚を伸ばして3着。親子3人で馬券圏内に入った。

◆兄弟騎手の同日JRA重賞勝利 グレード制が導入された84年以降、97年3月2日に弥生賞をランニングゲイルで制した武豊騎手、マイラーズCをオースミタイクーンで勝った武幸四郎騎手(現調教師)が最初。横山兄弟は26年ぶりの快挙となった。