強敵の来日が決まった-。ロマンチックウォリアー(セン6、C・シャム)の安田記念(G1、芝1600メートル、6月2日=東京)参戦が決まった。10日、香港ジョッキークラブの公式X(旧ツイッター)アカウントが「ダニー・シャム(調教師)はロマンチックウォリアーが来月、東京の安田記念に向かうことを決めました」と投稿した。

ロマンチックウォリアーは先月28日のクイーンエリザベス2世Cでレース史上初の3連覇を達成。昨年10月にはオーストラリアのコックスプレートを香港調教馬として初制覇し、12月の香港カップを連覇している現在の香港中距離路線の最強馬だ。マイル経験は一昨年の香港クラシックマイル(1着)、昨年の香港スチュワーズC(2着)に続く3度目になるが、香港のレースでは日本馬相手に無双状態なだけに東京の直線でどのような競馬を見せるのか。管理するシャム師は3月の高松宮記念にビクターザウィナー(3着)を送ったほか、調教助手時代には00年安田記念を制したフェアリーキングプローンとともに来日している。

香港からはすでにヴォイッジバブル(セン5、P・イウ)も参戦の意向を示しており、今年の安田記念には香港馬2頭の参戦が実現することになりそうだ。