日曜京都メインではハンデ重賞の日経新春杯(G2、芝2400メートル、14日=京都)が行われる。

菊花賞6着のハーツコンチェルト(牡4、武井)は3勝クラスからの格上挑戦で重賞初制覇を狙う。

新馬戦で2着に8馬身差の快勝を決め、一躍クラシック候補に名乗りを上げると、青葉賞2着から臨んだダービーでタイム差なしの3着。世代上位の力を見せた。秋は神戸新聞杯5着、菊花賞6着と悔しいレースが続いただけに、明け4歳初戦で結果が欲しいところだ。

全休日の9日は美浦坂路を4ハロン64秒4-15秒6と軽く上り、水曜の追い切りに備えた。

武井師は「肉体面はめちゃくちゃいいですが、ダービーの頃と比べるとここ2戦と同じく落ち着きすぎている面もある。ただその2戦もレースでは大丈夫だったので。菊花賞も勝負どころでのブレーキがなければ3着はあったと松山ジョッキーが言っていました。ハンデも3勝クラスのマックスまでに収まると思うので、負けられないですね」と勝負気配を漂わせた。