カナダを拠点に活躍している福元大輔騎手(26)が今年のシーズンオフはドバイで腕を磨いています。

20年に日本人で初めてカナダ版ダービー「クイーンズプレート」(現キングズプレート)を制したジョッキーは、昨年12月の初めにカリブ海の島国ジャマイカのG1ムーテマイルに騎乗。中旬からアラブ首長国連邦のドバイに滞在し、7日にシャルジャ競馬場で現地デビューを果たしました。純血アラブのレース(ダート2000メートル、15頭立て)で3着という上々の初陣だったようです。

昨年は同じ中東のバーレーンや南フランスのカーニシュルメールで騎乗。一昨年はこの時期にアメリカ西海岸のサンタアニタで騎乗し、G3サンシメオンSで重賞制覇を果たしています。ステッキ1本で世界中を飛び回る…、そんなジョッキーが今週金曜(12日)のメイダン競馬場の開催で2鞍に騎乗予定となっています。

彼と初めて直接会ったのは昨年3月のドバイワールドカップウイーク。メイダン競馬場で一緒に調教を見ました。その後、共通の知人の調教師と一緒に食事をして、ブルジュ・ハリファの下の噴水を見ながらお酒を飲んで、「もっともっといろんなところで競馬に乗りたい」という言葉を聞きました。今回、メイダン競馬場での実戦初騎乗を前に「先週1つ乗って、いいレースができたので、今週は小さいときからの夢だったメイダンで頑張ります」とメッセージをくれました。金曜日、彼のレースを楽しみにしたいと思います。

今日はJRA賞の発表でした。最も票が割れると思っていた「最優秀ダートホース」部門。自分はレモンポップに投票し、ウシュバテソーロに特別賞を与えるべきだ、という意見を特記事項の欄に記入しました。どちらも昨年の日本のダート競馬を代表する馬でした。サウジCを制したパンサラッサ、UAEダービーを勝って、BCクラシック2着のデルマソトガケの活躍も2023年の日本のダート競馬を語る上で絶対に忘れることはできません。イクイノックスのドバイシーマCなど歴史的なレースを目撃できて、福元騎手と会うこともできて、昨年3月のドバイワールドカップデー、本当に取材へ行くことができて良かったなあ、とあらためて思います。

今は美浦トレセンに向かっているところ。3日間開催が終わり、今週からは中山、京都、そして、小倉開催が始まります。

【木南友輔】