今年の注目新種牡馬を紹介する。

カフェファラオ

父アメリカンファラオ

母メアリズフォリーズ(モアザンレディ)

■けい養先 アロースタッド

■戦績 17戦7勝

■主な勝ち鞍 21、22年フェブラリーS、22年南部杯

■種付け料 150万円

米3冠馬アメリカンファラオの初年度産駒。19年の米OBSマーチセールにおいて47万5000ドルで取引された。2歳12月にデビューし、無敗で臨んだ3戦目のユニコーンSを5馬身差圧勝で重賞初制覇。3歳秋のシリウスSで古馬勢を撃破すると、4歳初戦のフェブラリーSでG1初制覇。勝ち時計1分34秒4は良馬場の最速。1年ぶりの勝利となった5歳時の同レースは1分33秒8(重)のレースレコードで連覇を達成した。22年のJRA最優秀ダート馬に選出。現役ラストイヤーとなった23年はサウジC3着に入り、芝の安田記念(12着)で1分32秒3の走破時計を記録するなど、6歳となってからも高い能力を示し続けた。

半妹のリーガルグローリーは芝G1・4勝馬。潜在的に産駒は芝でも、ダートでもどちらも活躍できそうな血統的な背景がある。

<現役時代に管理した堀宣行師>

能力は高さはもちろんですが、その能力を発揮させることのできる競走馬の本質的なところが優れていたと思っています。常に健康で、脚元も支障が生じたことなく、いいバランスで走れていました。何より特筆すべきは皮膚の薄さです。調教師として長い間やらせてもらっていますが、このように皮膚の薄い馬はなかなか出会えない。そういったフィジカル面が、精神的に常に前向きなバイタルさを出していて、いい競走成績を挙げられたと思います。このことは競走馬としてよりは、種牡馬として大きいのではないかと思っていて、この馬の能力をしっかり伝えることができると確信しています。血統的には母系にヘイローに続くラインが入っていて、トレーニングセールで購買した時から、競走成績が整えば、とてもいい種牡馬になるのではと期待していました。それが現実になって感慨深いのと同時に、まさに日本の競馬に選ばれた馬じゃないかなと感じています。