ジュウリョクピエロ(牝3、寺島)でオークスを制し、女性騎手クラシック初騎乗初制覇を達成した今村聖奈騎手(22=寺島)が、激闘から二夜明けた26日、栗東トレセンに顔を出し、相棒の激励に厩舎へ駆けつけた。

激闘後は報道番組への出演など多忙な時間を過ごし「今朝始発で帰ってきました。厩舎のムードがすごくいいですね。いろいろ育ててもらった自分の厩舎で勝つことができて、最高の結果だったと思います」と進境を明かした。

JRAの公式YouTubeチャンネルが公開したジョッキーカメラでは、地下馬道の中で、真っ先に同期の佐々木大輔騎手(22=菊川)が激励に訪れたシーンが話題に。「大輔はお互いに悔しい思いもいい思いもしてきた、切磋琢磨(せっさたくま)しあえる仲間。彼はすごく競馬が好きで、いつも競馬の話をしてて今でも彼と話していると、すごくいい刺激になります。活躍はすごいし、同期として誇りに思っています」と存在のありがたさを吐露した。

この春は同期がG1で騎乗する機会も多かった。「同期の中でG1を早く勝つのは大輔なんだろうな、と思う部分があった。大輔とか西塚とかが重賞を勝ったりする中で、自分は結構足止めされてる感じがしてた。春は西塚がNHKマイルCに乗って、自分がオークスに乗って、大輔がダービーに乗る…。すごくいい刺激だったし、同期で足並みをそろえられるところに、自分がいることがすごくうれしかった。ジョッキーってこうじゃなきゃだめだなって」と刺激を受けていた。

オークスのレース前に会った佐々木騎手とのやりとりも明かし「大輔は前のレースで乗り終わっていたので、“帰るの?”って聞いたら“いや、見てから帰りますよ~”って言ってた。彼の気持ちはすごくわかりますけどね。実際に乗っていないから…。私が逆の立場だったらすごく悔しいと思う。それでも最初に会いに来て喜んでくれたのは、同期としても誇りに思うし、苦楽をともにしてきた仲間として、今週は全力で応援しますし、良いバトンになったのかなと。彼なら頑張ってくれると思います」とライヒスアドラー(牡3、上原佑)でダービーに騎乗する佐々木騎手へエールを送った。【深田雄智】