和田さんは“粘釣法”の達人!? 昨季限りで現役を引退して現在、日刊スポーツをはじめ評論家として活躍中の和田一浩さん(44)は三重をホームグラウンドにする磯釣りマンで先日、南伊豆・大瀬(静岡)に挑んだ。伊豆でサオを出すのは2度目で、最初こそ戸惑いもみせてはいたが、同行したベテラン磯釣りマンも舌を巻く熱中ぶりでイサキを連発! 最後は念願のメジナも仕留めた-というルポをお届けしよう。
アドバイザーとして同行したのは、日刊釣りペン・クラブの磯釣りマンで鵜沢政則さん(64)と飯村健治さん(53)だ。今回の釣戦は2日間にわたって敢行。初日はまず、黒根に渡ったが、フグの猛攻に苦戦。牛ケ瀬に移って再開したところで大雨に-それでも、和田さんは雨具も着ず「メジナを釣りたい」と黙々とサオを出し続け…しかし、ゲームオーバー…。
翌日、気分新たに渡ったのが港寄りのオン根。メジナ釣りにハマって5年余りの和田さん「伊豆の磯釣りをいろいろ学びたい」と謙虚。鵜沢さんから指導を受け、釣り座は沖に向かって左側中央部で、前方の沈み根周辺を攻めた。ウキ下は2ヒロ(約3メートル)-その周りにコマセをまくが、手首のスナップを利かせて正確に投入するワザは元野球選手ならではか!?
三重では、ほとんどが足元狙いとかで「流して攻めるのはあまり経験がない」と話す和田さんだが、ウキがスーと消し込むや、すかさずキュンッ! 現役時代のバッティングを思わせる鋭い合わせでギュンギュンッ! 躍り上がったのは、梅雨が旬の、30センチ近いイサキでさイサキよし!? タナが深くなれば、しっかり対応して連打を続け、20匹余りを取り込んだ。
そんな中でサオが猛烈に引き込まれるヒットが-待望のメジナか? 冷静にやりとりする和田さん「たたく感じの引きだからイズスミかも」と予告!? で、タモ網に収めたのが50センチ超のデカい(伊豆の)イズスミだったから驚き! 和田さんはとにかくじっとしてない。アタリが遠のけば、釣り座を移動してアイゴなどを連発。オン根は魚がギョうさんオン(おる)ね!? だが、“産卵後の荒食い期”を迎えてるメジナはなかなか姿を見せない-。
潮温は21・3度だが、このあたりから外側の流れが速くなった。鵜沢さんたちは、右隣の岩礁との間にある溝に魚が入ってる、と読んだ。これがビンゴ! 鵜沢さんが見事41センチのメジナを釣り上げ、入れ替わった和田さんも35センチをキャッチ。しばらくして飯村さんも40センチ近い良型をゲット。この日は溝にいたのがミソだったか!?
和田さんはまだ粘る。この後、最初の場所に戻り、またまたイサキ連発-ところが、何とサメが現れ、ハリ掛かりしたイサキを追い始めた。シャークにさわったか!? ハリ掛かりしたままにしてサメを仕留める構え!? でも、結局はヒットせず時間切れ-。イサキは鵜沢さんも30匹余りの大漁で、和田さんも「伊豆のメジナも初ゲットできたし、今回はよし」とニッコリ。魚は食べるのも好きで、丁寧に下処理してクーラーボックスに-。和田さんはまめなのだ。【長瀬川忠信】
▼渡船 日刊スポーツ新聞社指定「倉の下」【電話】0558・65・0167。渡船は午前4時集合、夜釣り(9月15日までの予定)午後2時集合で、料金は各5000円。宿泊も可能。交通含め詳細は要確認。HP<http://kuranoshita.sakura.ne.jp/>

