南紀・名田沖でのマアジのサビキ釣りと、釣った大きなアジを餌に大物を狙う飲ませ釣りの二刀流がアツい! 同・南塩屋の乗合船「谷野丸」(日刊銀鱗倶楽部加盟店)ではブリやメジロ交じりで28~37センチのマアジが平均40匹釣れており、4日には大東市の大橋武司さん(79)が115センチのオオニベを仕留めた。

 大橋さんは左舷トモに入り、サビキ釣りでマアジを釣りながら、別の竿で釣った30センチのマアジを背掛けにした飲ませ釣り(ハリス14号)で大型青物を狙った。

 すると午前7時ごろ、強烈なアタリがきたが、合わせる間もなく仕掛けが飛ばされてしまう。

 そこでハリスを16号に変更。水深約30メートルを狙うと竿先をガンガンガンと横へ引っ張っていく豪快な食いアタリでラインが一気に90メートルほど引き出された。「大型のカンパチか」と思いながら、左右に走る魚を強引に引き寄せランディング体勢に。海面に浮きあがった魚影を見て、予想以上の大きさにびっくり。最後は船長にタモ入れしてもらい見事、メーター超のオオニベを釣り上げた。

 大橋さんは、ほかにもサビキ釣りで28~37センチのマアジを28匹に、飲ませ釣りで75センチのメジロと85センチのブリも釣り上げており「餌が大きいから大物が食ってくる。1メートル超もあると、魚体の迫力も重量感もまったく違う。マアジもまだ釣れているし、また飲ませで大物を釣りたいね」と話してくれた。

 問い合わせは、谷野丸【電話】0738・22・4487。