ソウハチの好漁場として知られる新ひだか町の静内~東静内沖に16日、出掛けた。雪のち曇り、風はやや強く、波1・5メートルでウネリがある中、小型~大型まで数が釣れ、クーラーボックス1つでは収まりきらない釣果となった。

午前6時、入船漁港から第一弘喜丸(石岡孝則船長、【電話】0146・42・4759)に8人が乗船、30分ほど沖に向かった。胴突き仕掛けに針16~18号を8~10本。餌は赤イカを使用。水深は60~70メートル。

シーズン序盤ということもあり、群れはまだ浮いてなくベタ底を狙った。水深65メートルで着底と同時にアタリがあった。すぐに巻き上げると2、3匹、船の揺れに任せて追い食いさせると7、8匹が付いた。型は40センチオーバーは少なく、中型を中心に小型が交じった。

1時間30分ほどで食いが渋くなり、水深75メートル前後に移動。ベタ底でアタリはあるものの、粘っても数が付かなかった。ポイントを変更し、水深を再び65メートル前後に戻すと、アタリが復活した。追い食いさせると針数が付き、竿(さお)先が激しく揺れるほどだった。

ウネリがほど良い誘いになった半面、針掛かりが悪いと取り込む際に外れることも。大型ほど逃がしてしまうのが残念だったが、午前11時の沖上がりまでに26~40センチが1人当たり150~230匹と大漁。ソイやサバ、カジカが船中数匹交じり、クーラーボックス2個を満杯にした人もいた。石岡船長は「ソウハチの型は次第に大きくなっていき、今後も数釣りができる」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=65】