日本海側岩内沖へ4月29日、今シーズン初となるヒラメ釣りに出掛けた。晴れ、風は強く、波1・5メートル。大きなウネリと速い潮の流れの中でも、参加した4人全員が良型を釣ることができた。

午前5時、岩内町岩内漁港から千鳥丸(寺田潮船長、【電話】090・6266・2282)に乗船し、10分ほど沖に向かった。ヒラメ用仕掛け、バケ500グラム。水深15~35メートル。餌はオオナゴを使用した。

船が流される度、移動を繰り返して竿(さお)を振った。だが食いは浅く、針から外れることが多かった。アタリがあってもすぐには上げずに食い込みを待ってみたものの、タモ入れの直前で逃してしまうことが少なくなかった。巻き上げ途中に外れた魚も、餌を噛んだ痕跡からヒラメと判断できた。

船がポイントを外れると良型のマゾイが釣れ、ダブルで掛かることも。他にアブラコも釣れ、大型ともなると強烈な引きを見せた。目的のヒラメはやや深い場所や岸寄りの浅場でも上がり、正午の沖上がりまでに45~55センチが1人3~6匹。マゾイは27~40センチが同5~9匹。他にアブラコやホッケ、ミズクサガレイが船中数匹交じった。

寺田船長は「海水温の上昇とともに、今後は数釣りが期待できる」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=65】