北海道遊釣倶楽部の大会が7日、様似港~襟裳岬漁港で24人が参加して行われた。悪天候の影響で急きょ、予定していた場所から変更を余儀なくされたものの、参加者の熱意が通じて上々の結果となった。

優勝した土本衛さんは様似港に入釣、暗い時間に40センチ前後のアカハラを数匹確保した。明るくなってから船道を丹念に探ると、43・2センチを筆頭にクロガシラが連発でヒット。塩イソメを餌にして7匹を釣り上げ、後続を振り切った。

2位の大杉和洋さんも様似港に釣り座を構えた。夜が明けた5時30分頃、身長賞となる47・2センチのアブラコを上げた。その後はクロガシラを4匹追加し、高得点に結びつけた。上位入賞を宣言していただけに、有言実行となった。

3位の大野昭彦さんは東洋漁港へ向かった。しばらくアタリらしいアタリはなかったが、空が白みだしてからアブラコやカジカを連続で上げた。必死に追いすがったものの、上位2人に迫るところまではゆかなかった。

4位は白勢孝信さん、5位は高橋宏照さんだった。その他の参加者も思い思いの釣り場に散って、竿(さお)から伝わってくる魚の感触を楽しんでいた。太平洋側の沿岸は、そろそろ夏枯れの季節となる。今後は、待望の秋サケが岸寄りしてくる。【リポーター・藤本康隆=45】

成績▽総合(2身+5匹) (1)土本衛1347点(2)大杉1331点(3)大野1141点(4)白勢1130点(5)高橋1121点▽身長 大杉和洋アブラコ47・2センチ