日本海後志管内の船釣りは、ヒラメが変わらず好調だ。5月30日に出掛けた岩内町の沖では、55センチを筆頭に1人5~10匹の釣果があった。

午前4時半、千鳥丸(寺田潮船長、【電話】090・6266・2282)に6人乗船し岩内港を出港。15分ほどの沖で竿(さお)を出した。ヒラメ用仕掛けに、バケ500~600グラム、餌はオオナゴを使った。

西風が強く、波は1・5~2メートル。早朝から風が強く仕掛けが流されて釣りにくかったが、ヒラメの中サイズがヒットし、時おりではあったが50センチオーバーも交じった。外防波堤沖から何度も流し広範囲の水深25メートル前後から近場の12メートル前後を攻めた。次々と…まではいかなかったが、単発で釣れ、後半は数人同時に釣れる場面もあった。アタリがあり食い込みを待っても、一気に引き込んでもバレることが数回あった。竿の曲がり具合から大物と思われただけに残念だったが、それがヒラメ釣りの面白さでもあった。

この日はバケはオレンジ系、赤系、アワビ貝張などいろいろ、キャップの色は白、ピンク、オレンジ系、夜行系など、こちらもさまざまに使って数釣りを楽しめた。釣果はほかにマゾイ、アブラコが船中数匹。寺田船長は「ヒラメ狙いは今後も続き、数、型ともに期待できるでしょう」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=67】