太平洋側、苫小牧沖のスケトウダラが最高潮だ。21日の釣行では、タチ&タラコをたっぷりと抱えた抱卵ものが次々と上がり、クーラー満杯の大漁だった。同海域はシケが多く出漁できる日は限られるが、ソウハチなども数釣りが楽しめる。

午前8時30分、苫小牧勇払マリーナの遊漁船タマリスク(高野船長、【電話】090・8639・1012)に10人が乗船。晴れ、風弱く、波1メートル。サビキ仕掛け、オモリ120号で狙った。

強い風が収まるのを待ち2~3時間遅らせて出港。約40分の沖へ向かった。スケトウダラが群れている水深50メートル前後で開始すると、すぐにアタリがあった。1度に2~3匹平均で掛かり、多い人は針数5~6匹を一気に釣り上げていた。

スケトウは雌のタラコ狙いの人が多い。釣れる割合を見ながらポイントを移動したり、ジグで狙う人もいて釣果に差はあったが、思い思いの釣り方で楽しんでいた。雌は6割超を占めた。ほとんどが底狙いでソウハチが同時に釣れることもあった。

3桁オーバーが続出。2時間ほどでクーラーが満杯になり、道具入れを代用する人もいた。終盤の根魚狙いでは根掛かりもあったが、ヤナギノマイなど数が上がり、こちらも楽しめた。

沖上がりは午後1時30分。釣果は1人当たり、40~50センチのスケトウダラ30~110匹、25~38センチのソウハチ10~40匹、25~30センチのヤナギノマイ、ガヤ5~15匹、クロゾイ船中数匹だった。高野船長は「スケトウは絶好調。サクラマス狙いも始まります」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=69】