男性と恋愛をする時には、その男性がウソをついていないかどうかを見極める能力をもっていることが大切。医学的に検証されている、相手のウソを見抜く方法をお教えしましょう。

 ◆まばたきの回数を測れ!

 回数が多い人は、ウソをついている。ウソをついている人は、まばたきの回数が多い。カナダ、ウオータールー大学からの研究で平均1分間15~20回で、それ以上、まばたきする人はうそつき。

 ◆鼻を触る回数を数えよう

 ウソをつくと、鼻の温度が上がるんですね。スペイン・グラナダ大学の研究報告(2012年)では、サーモグラフィーを用いて研究したところ「うそをついた時、鼻周辺の温度が上がる」と報告しています。

 ウソをつくと、脳の「島(とう)皮質」と呼ばれる部位が活性化して、鼻の温度を高めているということです。これを「ピノキオ効果」と呼んでいます。

 また、ウソと鼻の関連性について、こんな研究結果もあるんです。1999年の米国の「嗅覚・味覚研究所」などの研究によると、「ウソをつくと、鼻がふくらみ、触る回数が増える」と報告しています。

 これは、「ウソが引き起こすホルモン様作用で、充血して鼻がふくらみ、むずがゆくなるため、鼻を触り罪悪感を表に出してしまう」ということだそうです。

 ピノキオは、ウソをつくと、鼻が伸びますが、人はウソをつくと、鼻がふくらむのですね。

 ◆森田豊(もりた・ゆたか)1963年(昭38)6月18日、東京都生まれ。秋田大医学部、東大大学院医学系研究科修了。米ハーバード大専任講師を歴任。現役医師として活躍すると同時に、テレビではコメンテーターのほか、「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)など人気番組の医療監修も数多く務める。著書は「今すぐ『それ』をやめなさい!」(すばる舎)「ダイエットはオーダーメイドしなさい!」(幻冬舎)「ねぎを首に巻くと風邪が治るか?」(角川SSC新書)など。気分転換は週2回のヨガ。