医師で作家の鎌田實氏の新連載「ピンピンひらり最新健康法」を展開中です。71歳の鎌田氏が、長寿時代の今、ピンピン健康に生きて、痛みや苦しみとは無縁で、ひらりとあの世に行きたいという自身の願望を込めて執筆。
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第15回「自分の命は自分で決めるという、命のリテラシー」
◆PPHという生き方
◆生も死も人任せにしない
多死時代を迎えた現在、年間約136万人が亡くなります。自分らしく「生」を全うしたいと願いながら、日本人の多くは、自分の命に対して、曖昧な対応をしてしまいます。特に「死」に関しては恐れがあるのか、人任せにしてしまいます。
◆今は社会的距離が大事
なぜだと思いますか。健康についても、生き方についても、人任せにしているからです。コロナの時代を生きぬくには、「離れて つながる」です。今はソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を自覚して、生きる必要があります。
◆自己決定の訓練を
今回の連載では、自分の命は自分で守る努力をすることの大切さを話していきます。普段から自己決定をする訓練をしていないと、最期まできちんとした自己決定ができないのです。
◆命のリテラシーが大切
ぼくの願いはPPHです。ピンピンひらり。最後の最後までピンピン生きて、好きなことをやって、人生を楽しみ、ひらりとあの世に行くために、鎌田自身が毎日意識していることを書いていきます。
この連載の1つか2つでも、できたらやりとおしてみませんか。そうすると、自分の命は自分で決めるという、命のリテラシーが確立してくるのです。
◆自分の中にあるいいモノを探す
自分の中には、自分も気がついていない、いいモノがあるような気がします。ぼくはそれを探すようにしています。まだまだいいところがあるはずと思って、時々自分を見つめています。自粛要請の中で、一回自分を見つめてみませんか。