ロコモの予防法・運動編

前回は「運動器症候群(ロコモティブシンドローム)」通称「ロコモ」について書きましたが、今回はその予防法(改善法)をお伝えします。

骨、関節、筋肉および神経など体を動かすときに使う運動器に不具合が生じると、筋力やバランス能力が低下し、要支援。要介護へと進む、いわゆるロコモとなってしまいます。このロコモを予防(改善)するには大きな柱が2つあります。ズバリ「運動」と「食事」です。

運動することで筋肉を動かし、動ける体を維持することが大切です。運動と言ってもどんなことをすれば良いのかわからないと思いますが、皆さんが考えつく運動をまずは軽めに始めてみてください。

散歩をウオーキングと言い換えて少し大股で腕を振ってみることから始めてもいいですね。スクワット、かかと上げ、片足立ち、足の指の運動などを行うこともいいですね。

人それぞれ動ける状態や環境が違うと思いますが、大切なことは自分の筋肉を自分で動かすことです。自分ができる運動を行い、できればたくさんの運動器を使えるといいですね。

そして継続すること。無理なスケジュールを立てると続きません。無理なく楽しんで行うには、自分に合った方法と強度で行うことが大切です。さらにスポーツ参加ができる方はどんどん参加してみてください。スポーツは体の健康だけでなく、精神面の健康にもプラスに働く効果があり、あなたの人生をきっと豊かにしてくれるでしょう。

次回はロコモ予防法の食事についてお伝えします。