■ウオーキングはどれだけ歩くのが良い?

みなさん、ウオーキングをしていますか。ウオーキングにはいろいろいいことがあります。

膝や腰の痛みの予防、生活習慣病の予防、骨粗しょう症や認知症の予防、ストレス発散などなど、健康に過ごすためには非常に効果があります。

では、どれだけ歩けば良いのか知っていますか? 厚生労働省は、運動所要量として1日6000歩、自宅内での移動として2000~4000歩あり、この総和は8000~1万歩ぐらいになることから「1日1万歩」を目標に掲げています。

また、東京都健康長寿医療センター研究所が群馬県中之条町の65歳以上の住民5000人を対象に、運動量と病気の関連を20年以上追跡調査した中之条研究では、「1日8000歩を歩き、そのうち20分は速歩き」をすると、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防効果が期待されると発表しています。

また1万2000歩以上歩くと逆に健康を害する可能性があることも示されています。

では、みなさんは8000歩、歩けるでしょうか。8000歩は時間にすると約80分かかります。人によっては1日8000歩を歩ける方もいれば1万歩以上の方もいます。もちろん2000歩も歩けない方もいます。自分に合った歩数で十分ですのでしっかりと続けましょう。

変形性膝関節症や変形性股関節症などがある場合はとにかく無理をしないことが大切です。そして安定してくると徐々に歩数が伸びてくると思います。初めからたくさん歩こうとする必要はありません。自然に歩数が伸びてくると思いますので、とにかく無理せずに続けることです。