<GG BOYZ・結成1周年インタビュー その2>

たいじには「世界的」「二刀流」と2つのワードがぴったりと当てはまる。まさにeスポーツ界の大谷翔平。「スプラトゥーン2」がうまくなるコツ、パワプロを経験して得たものを語った。

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――パワプロを経験して

 たいじ まず、挑戦してよかったなと思います。やったことがない中で、実力的にも劣っている状態で予選を通過した。どんな練習をどれくらいやれば、どれくらい仕上げられるかが分かった。練習方法だったりというのも考えられるようになったのは大きいですね。

――スプラへ活かせるものはあった?

 たいじ パワプロはコントローラーとか道具にこだわる。それが目からうろこでしたね。このコントローラーの左スティックは硬いとか、このコントローラーじゃないとダメだとか。感心しましたね。左スティックの精度が重要なゲームですからね。ほんのわずかな違いが結果に出る。確かに! と思いましたね。

――具体的には

 たいじ スプラはスティック操作があまりないですけど、コントローラーの感覚をつかむっていうのは大事だなと。スプラの甲子園って設置されてるやつを使うしかないんですよ。アレ、新品なんですよ。だから新品で練習するっていうのはあり。新品と使い古したやつってスティックの感覚違うんで、それはやってみようかなと。道具にこだわると、プロっぽいですしね。これからは道具にこだわろうかなと(笑い)。

――もうすぐ「甲子園」の決勝です。今からスプラを始めたいと思う人は何をしたらいいですか?

 たいじ まず、操作に慣れることですね。自分の思っているように動かせるようになるまで、ゲームをやる。あとはシステムの理解ですね。ナワバリだったら後何秒で死ぬとヤバイとか、残り何秒でこのブキの相手を倒したら勝てるとか。このブキはこういうのに弱いとか、それを自分なりに考えてやると。

――中級者で伸び悩んでいる人は動画をチェックしたり、マネしたりします。どうしたらうまくなる?

 たいじ 憧れの人はつくっちゃダメだと僕は思ってるんです。参考にする人がいたらその人を超えられないと思っていて、マネはマネでしかない。僕は勝ちたいと思うゲームでは1番うまいと思ってやってますから。でも、パワプロでは、みんな自分よりうまい人だった(笑い)。だからその人たちのやり方を参考にするんじゃなく、アドバイスをもらって、自分なりの動きにするというのをやってます。それはスプラでも、パワプロでもそうですね。自分がないと、自分の動きにはならない。オリジナルを目指さないと。コピーはコピーでしかない。

――今は攻略サイトなども充実している。見たりする?

 たいじ 攻略サイトとかは、見ない方が良い。攻略情報なんていうのは自分より下手なヤツが書いていると思ってますからね。僕は一切見ません。初期は自分なりに使ってみて、強いブキを探してましたね。でも、スプラトゥーンも煮詰まって来ています。ある程度強いブキって決まってきてるんですよ。そうなったら強いブキから触って、なぜ強いかが分かるかが理解できるようになるかが大事ですね。強いブキはゲームのシステム上強いんで、なぜ強いかが分かったらシステムも理解できるし、グッとうまくなる。

――たいじオススメの武器は?

 

 たいじ 僕が使っているスシコラはオススメですね。万能で何でも出来る強いブキ。器用貧乏でトップブキではないですけど、強い部類ではあるんです。基礎で使うのはありですね。基本でありながら強いブキがいいですね。弱いブキを使ってしまうと弱いブキで勝つやり方が身についてしまう。特殊な動きになるんですよ。裏取りしたりとか、変な動きになる。標準的に強いブキを使ったほうがいいですね。わかばシューターは射程が短いから…、うーんって感じですかね。