阪神が2リーグ制後球団初のセ・リーグ連覇を果たした。139試合目で他の5球団を振り切った。日刊スポーツの評論家陣が、今季の阪神の強さを解説した。
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今年の阪神はドラフトで立石を取れたことで万全と思われた。他球団が阪神を脅やかすような補強をしたとは思えなかったが、巨人と終盤まで優勝を争う接戦となった。その要因としては、阪神の誤算の多さにあった。まずは春季キャンプでの石井の左アキレス腱の断裂。リリーフ陣の中心にいる右腕の故障により、強烈なリリーフ陣のバランスが崩れた。及川、桐敷、門別、湯浅が期待されたが今ひとつの調子。ただ素質のある若手を擁し、選手層の厚さが阪神の強み。工藤、下村、神宮、岡留らで乗り切れたのは、大きな収穫だった。
新人の立石が6番左翼のポジションを埋めると思われたが、素質はあっても実戦では、まだ期待できるものではなかった。懸案だったショートは木浪、小幡、熊谷といるが、一長一短で誰も抜け出すことができず、結局西武を戦力外になって獲得した元山で埋めている。森下、佐藤、大山の勝負強さで勝ってきたが、1、2番の盗塁が減り、ヒットでつないで、得点する場面も少なくなっていることも苦戦を招いた。
終盤までもつれる展開になったが、先発3本柱の村上、才木、高橋が1年間故障なく働けたのが大きく、特に高橋は優勝に貢献する活躍だった。またシーズン途中から抑えに回った工藤の働きも重要で、よくがんばったと思う。(日刊スポーツ評論家)




