阪神が2リーグ制後球団初のセ・リーグ連覇を果たした。139試合目で他の5球団を振り切った。日刊スポーツの評論家陣が、今季の阪神の強さを解説した。

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リーグ連覇が難しいのは、前年と同じ戦力、同じ状態で戦えないということにある。今年の阪神でいえば、投手の継投がそうだった。石井がキャンプで負傷離脱し、岩崎、ドリスも疲労の蓄積もあり、上積みが見込めない。リードして逆転されるのは、後を引くケースが多い。開幕前に、優勝はシーズン最後までもつれると予想したが、継投の危惧があったからだ。その状況で、工藤、木下といった若手投手をうまく使い、育てたのが大きかった。

そして何といっても、高橋だ。完投能力の高さはリリーフ陣を助けたし、1年間投げるのは実質初めてのようなものだったが、安定感を維持できた。勝ちを計算できる投手の存在はやはり大きい。

打線に関しても、近本の離脱はあったが、1番から5番の安定感は他球団を圧倒するものがあった。冒頭で同じ戦力で戦えないと言ったが、伏見や元山といった補強が効果的だった。特に捕手は坂本、梅野だけでは、相手打者に読まれる可能性が上がる。近本の負傷離脱の間は、高寺が穴を埋めるなど若手の成長もあった。選手層の厚さも連覇の大きな要因となった。(日刊スポーツ評論家)

阪神工藤泰成(左)と木下里都(2026年撮影)
阪神工藤泰成(左)と木下里都(2026年撮影)
祝勝会で阪神藤川球児監督(手前)にビールをかける高橋遥人(左)と伏見寅威(撮影・上山淳一)
祝勝会で阪神藤川球児監督(手前)にビールをかける高橋遥人(左)と伏見寅威(撮影・上山淳一)
セリーグ優勝を決め会見する左から森下翔太、坂本誠志郎、藤川球児監督、村上頌樹。佐藤輝明、高橋遥人藤川球児監督、村上頌樹(撮影・加藤孝規)
セリーグ優勝を決め会見する左から森下翔太、坂本誠志郎、藤川球児監督、村上頌樹。佐藤輝明、高橋遥人藤川球児監督、村上頌樹(撮影・加藤孝規)
高橋遥人(中央)は祝勝会でビールを浴びせる(撮影・上山淳一)
高橋遥人(中央)は祝勝会でビールを浴びせる(撮影・上山淳一)
セリーグ優勝を決め会見する阪神高橋遥人(撮影・加藤孝規)
セリーグ優勝を決め会見する阪神高橋遥人(撮影・加藤孝規)