MLBは12日、メッツのヘンリー・メヒア投手に対してMLB史上初めて薬物規定違反により永久追放処分を下した。
MLBの発表によればメヒアは過去10カ月間で3度目の薬物検査で違反を犯したという。筋肉増強作用があるとされるボルデノンに陽性反応が出たとのことだ。
現在26歳でドミニカ共和国出身のメヒアは2010年にメッツでメジャー・デビューを果たした。最初の4年間は低迷していたものの、14年に成長を見せ、現ソフトバンクの松阪大輔投手とクローザーの座を争って、その座を獲得、28セーブを記録している。
だが、昨年4月にやはり筋肉増強作用があるステロイド剤スタノゾロールで陽性反応が出て80ゲームの出場停止処分を受けた。さらに7月には再びスタノゾールとボルデノンで陽性反応が出たことをMLBが発表、1シーズン全てとなる162ゲームの出場停止処分が追加されていたのである。
そして今回3度目の陽性反応が出たことで規定により永久追放処分となってしまったのだ。同規定違反で永久追放になるのはもちろん史上初のことである。
永久追放自体1989年に野球賭博で処分された元レッズのピート・ローズ氏以来のことで、いかに大きな処分が下されたかわかるのではないだろうか。
またメヒアには1年以内に処分の取り消しを求める申請をする権利があるが、ローズ氏の申請が認められていないことからも復帰は厳しいと見られている。
この処分に対しメッツは「我々はヘンリーがMLBの合同薬物防止プログラムで再び処分されたと聞き、深く失望している。我々はスポーツ界からパフォーマンス増強薬物排除に向けたMLBのポリシーを全面サポートしている。合同薬物プログラムの観点から今回の追放処分にコメントすることはない」との声明を出し、処分を受け入れることを表明した。
また選手会についても特に目立った行動は現在見られていない。メヒアに対して同情の余地はない、というのが現状のようだ。
まだこれからという若い選手だけに、残念としかいいようのない今回の処分ではある。




