現地16日、メッツはデイビッド・ライト三塁手が椎間板ヘルニアの手術を受けたと発表した。地元メディアではこれが引退につながるのでは、という心配の声が上がっている。
ライトは2004年のメジャー・デビュー以来、メッツ一筋でプレーしてきた。通算本塁打は242本で、打率は2割9分6厘、打点949を誇る。ゴールデン・グローブ賞、シルバー・スラッガー賞をともに2度受賞し、オールスターにも7回選出されている。さらに2013年からはチーム・キャプテンを務めるなど、まさにメッツを代表し、引っ張る存在だった。
が、そのライトもここ数年は故障に苦しみ、今シーズンは37ゲームの出場で打率2割2分6厘、7本塁打、14打点にとどまっている。
そんな状況にライトはこれまでリハビリと定期的な休養を取れば、プレーを続行できると説明してきたが、ついに手術を決断することになったのだ。そしてこの決断により、これまで手術を先延ばしにしてきたのは、手術により引退に追い込まれる可能性をチームとライトが懸念していたためではないか、という疑念が巻き起こっているのだ。
少なくもライトが今季絶望となったのだけは確かなようである。サンディ・オルダースンGMは発表で、「デイビッドはまだロサンゼルスにいる。我々は2、3日のうちに彼の状況になんらかの解決が得られることを望んでいる」とだけ語り、全治の見込みなどを明らかにしなかったということである。
果たしてライトが復帰できるのかどうかは今はまだ判然とはしない状況だ。それ以上に大きいのはメッツにとって様々な意味で支柱となってきたライトが少なくとも今シーズンは離脱するという事実である。すぐに三塁手を補強する必要があるが、この点についてオルダースンGMはニューヨーク・タイムズに対し、この時期に正三塁手がいわゆる市場に出ることはない、と悲観的なコメントを寄せたということだ。
メッツの前途に暗雲が立ちこめ始めている。




