メジャー3年目をスタートさせたヤンキース田中将大投手(27)が、骨棘(こっきょく)除去手術を受けた右ひじの回復具合に好感触だった。快晴のキャンプ初日、全体練習が始まる前の午前9時25分から早出ブルペン投球を行った。ジラルディ監督とロスチャイルド投手コーチらが見守る中フォーシーム(直球)、カーブ、スライダー、スプリットを計25球。「ユニホームを着ましたし、あれだけ周りにたくさんの人がいたので、自然と腕を振れる部分があった。あそこまで投げられたのは順調で良かった」と満足そうな表情を浮かべた。

 ヤ軍先発陣の柱として目指すのは、200投球回超え。昨季はヤ軍投手陣で誰も達成できなかった数字だが、「やっぱり(1年)フルに戦わないと」と話す。自身も過去2年はケガで途中離脱するなど、消化不良な思いだけが残った。投球自体には影響のなかった骨棘除去に踏み切ったのも、シーズンを通じて「自分の中で自信を持って戦っていくため」だった。

 キャンプ初日から好感触をつかめたことは、目標達成の準備としては大きな1歩。「コンディションを見ながらやっていくことが大事」と焦らずに調整を続けながら、開幕まで万全の状態に整えていく。(タンパ=佐藤直子通信員)