カブスのダルビッシュ有投手(32)が右肘の故障で今季絶望になったことを受けて自身のブログを更新し「リハビリ当初からただの張りではない“何か”を感じていて周りにも言っていました。今回のはレベルが違う痛み」などと記した。

 球団はホイヤー・ゼネラルマネジャー(GM)が22日、チームがタイガース戦で遠征中のデトロイトで取材に応じ「今回の検査は(詳細に調べるため)肘関節に造影剤を注射する、いわば最終手段だった」と説明した。

 5月下旬に故障者リストに入った際は右上腕三頭筋の腱炎(けんえん)だったが、3カ月近くたった今になって疲労骨折が危ぶまれるほど深刻であることが判明した。同GMは「造影剤を注射すると数日間、安静にしなければならなくなる。リハビリの過程でかなり状態が良くなっていたし、早くから最終手段を使うことは考えられなかった」と担当医師らの判断を支持した。

 検査では5月下旬に「(筋)組織に損傷なし」、6月下旬には「右肘のインピンジメントと炎症」と診断された。両検査後はマイナー戦で登板したが、その都度異常が出ていた。同投手は「骨だし、肉離れもあるからそりゃ痛いよなと納得できました。強くなって帰って来られるようにしっかりやっていきます」とつづった。