エンゼルス大谷翔平投手(24)が、カリフォルニア州アナハイムに本拠地を置くプロアイスホッケーチームのアナハイム・ダックスのファンから大歓迎を受けた。

23日(日本時間24日)の試合前セレモニー「エンゼルス・ナイト」に、エ軍OBのラングストン氏、チームメートのフレッチャーと共に参加。アイスリンク上で順々に紹介され、最後に大谷の名前がアナウンスされると大歓声が沸き起こり、会場は一番の盛り上がりを見せた。

その後、野球の始球式にあたる「パック・ドロップ」を担当。背番号17のダックスの赤いユニホームを身にまとい、パックを落とした。

他競技だが、地元アナハイムでの大谷人気は高かった。セレモニーの前、大谷はリンク横のスペースでダックスの選手の練習を見学。すると、来場していたファンが大谷の周辺に集まり、フェンス越しに人だかりが出来上がった。多くのファンが携帯電話で写真撮影するなど、スター選手のような人気ぶり。アナハイム市在住でダックスのファン歴10年以上の40代女性は「もちろん大谷は知っているわ。会社の同僚との話でも大谷の話題になるし、今日ここで見られて本当にうれしい」と興奮を抑えられない様子だった。

大谷はセレモニー終了後、ダックスの試合も観戦。2月中旬から始まるキャンプを前に英気を養った。地元テレビ局のFOXスポーツが行ったインタビューによれば、今季の目標について「ワールドシリーズに出て優勝したいという気持ちは、去年1年でまた強くなった。(右肘の)術後、何もしていないときは、ワールドシリーズをずっとテレビで見ていただけなので、そこに出場したいと思います」と意気込みを語り、打者での復帰時期については「明確な日にちはないですけど、1日でも早く復帰したい」と意欲を見せた。