ナ・リーグ優勝決定シリーズでカージナルスに4連勝を果たしたことで、22日のワールドシリーズ(WS)第1戦まで6日間ものオフを得たナショナルズ。デーブ・マルティネス監督や選手たちは思い思いに休みを過ごし、貴重なリラックスの時間を得たようだ。MLB公式サイトが伝えている。

15日に4戦スイープを達成したナショナルズでは、16日からの2日間が完全オフに。ショーン・ドゥーリトル投手は起床後、犬を散歩に連れていき、ベーグルを食べて再び眠るという穏やかな一日を過ごし、マルティネス監督は午後3時ごろまで睡眠を楽しんだ。ほかの選手たちも夜更しをしたり、メールに答えるなどし、ゆっくりと休日を過ごしたようだ。

ただし、長いオフが必ずしもチームの利益になるとは限らないようで、現行のプレーオフ方式が2012年に導入されて以降、相手よりも多くの休日を得たチームが優勝したのは1度だけ。長いオフの後、チームが元気を失ったという過去があるナショナルズにはいやな記録だ。

しかし、マルティネス監督は「選手たちは休養を必要としていたと思う。休養を心から必要としていた選手もいる」と、息抜きの必要性を強調。ドゥーリトルも「ポストシーズンでここまで長く戦った場合、精神的にこんなに消耗するとは知らなかった。野球から離れて回復に努めるというのはいいことだよ」とコメント。マイク・リゾGMも「2日間の完全オフで気分がすっきりし、準備が整うようになると思う」と休日の効果を語っている。(AP)