マー君「野球がすべてじゃない」仙台の子供に感心

ヤンキース田中将大投手(31)が24日、古巣楽天の後輩、則本昂、辛島、釜田、松井とともに仙台市立東宮城野小を訪れた。

まず高学年の子供たちと体育館でゲームを行い、お昼からは低学年の子供たちと給食を一緒に食べた。揚げパン、牛乳、肉団子のスープ煮、キャベツとコーンの炒め物のメニューを完食し「全部食べました。揚げパンとかは今となっては食べる機会はないですけど、すごくおいしかったです」と笑顔を見せた。

田中が感心したのが、食事中に子供たちが発した将来の夢。「宇宙飛行士」「動物園、水族館、博物館が一緒になった施設をつくる」「ポケモンをつくる人」「ピアニスト」「パティシエ」「プロゴルファー」と次々に答える姿に「みんな元気いっぱいだし、しっかりとものも言える。『(夢は)別になーい』とか言われたら寂しいけど、みんなそれぞれ夢、目標を持っていたことがうれしかった」と感想を述べた。

残念ながら野球をやっている子供はクラスの中でも多くはなく、世間では野球人口の減少、野球人気の危機が叫ばれている。それでも田中の考えは少し違う。「(野球以外にも)いろいろやることはいっぱいありますから。野球がすべてじゃないし、それ(野球人口の減少)は特に。野球にすべてつながらなくても、何か今後につながっていってくれたら、こういう活動をやっている意味がある」と説明する。

子供たちからの質問にも言葉を選んで真剣に答えた田中は「こういうイベントでは何となく大ざっぱに答えたり、逃げ道はいくらでもあると思う。でもそれでは子供たちのためにならないと思いますし、しっかりと答えることで何かに生かしてもらえれば」。田中は球界という規模の話ではなく、もっと広い視点で子供たちの将来を考え、良い影響を与えるために今後も同様の活動を続けていく。【千葉修宏】