故フェルナンデス氏、家族立ち会い生命維持装置外す

ブルージェイズなどで活躍し、2000年にはプロ野球の西武でもプレーしたトニー・フェルナンデス氏が16日、腎臓病の合併症で亡くなった。57歳だった。

トニー・フェルナンデス基金の共同設立者によると、フロリダ州ウェストンの病院に入院していたフェルナンデス氏は、この日の午後、家族の立ち会いのもとで生命維持装置が外されたという。同氏は医療行為による昏睡状態に置かれ、ここ数年間、新しい腎臓の提供を待っていた。

フェルナンデス氏は俊足のスイッチヒッターとして、21歳だった1983年9月にブルージェイズでメジャーデビュー。2001年に引退するまで、メジャーではパドレス、メッツ、レッズ、ヤンキース、インディアンス、ブルワーズを渡り歩いた。17年のメジャー生活で5度オールスターに選出されている。

ブルージェイズ時代の80年代には、4年連続でゴールドグラブ賞を受賞。93年のワールドシリーズでは同球団の世界制覇に貢献した。その後、複数の球団をまたいで98年に古巣に戻ると、翌年には37歳でいずれもキャリア最高の打率3割2分8厘、75打点、キャリア最多タイの41二塁打を挙げるなど活躍した。

フェルナンデス氏がブルージェイズでマークした安打(1583)、三塁打(72)、出場試合(1450)は球団記録。同氏は2008年にカナダの野球殿堂入りを果たしている。(AP)