多くのメジャーリーガーを輩出している大学野球の名門、米バンダービルト大など複数校が、今季から手首に身に付ける球種伝達用の電子機器の使用を開始したと20日、複数の米メディアが報じた。
全米トップクラスの実力を誇る同大は、18日からのオクラホマ州立大とのカードでリーグ戦が開幕。その試合中に、バッテリーだけではなく野手全員が腕時計を確認するようなそぶりをし、ベンチでは投手コーチがスマートフォンを操作するようなしぐさが見受けられた。
試合を実況していたSECネットワークのマックス・ハーズ氏によると、選手らが装着していたのはスマートウオッチのような液晶付きの電子機器で、投手コーチから球種とコースの指示を受けていたという。通信は一方向のみのため、キャッチャーからサインが送られることはなく、すべて投手コーチによって決定。他の野手も電子機器を身に付けてサインを確認できるようにすることで、打球の予測がしやすくなるという。サイン盗みの防止と試合時間の短縮が目的で、今季から使用が許可された。
米CBSスポーツ電子版は、メジャーでこのような電子機器が使用される可能性に言及。大学ではコーチがすべての球種を指示することは一般的だが、メジャーではキャッチャーがサインを出すことが多いため、キャッチャーが容易に操作し指示を伝えることができる機器の開発が必要と指摘。導入には選手会の同意が必要だが、もし大学野球で実用上の問題がなければ、将来的にMLBで採用される可能性は十分あるとした。




