アスレチックス藤浪晋太郎投手(29)が、メジャー初のリリーフ登板を果たした。3-8の6回から2番手で登板。2回を2安打1失点(自責点0)3奪三振、1四球。直球の最速は99・9マイル(約160・8キロ)だった。

試合後、コッツェー監督は「素晴らしい仕事をしたと思う。主に2球種を使っての投球で、我々が求めていたストライクゾーンへのピッチングができていた。(二塁打を打たれた)タイスへの変化球はミスだったが、リリーフでの登板は全体的に良かった」と初の救援登板に高評価を与えた。

2回1/3を7安打3四球8失点と乱れた22日のレンジャーズ戦から中3日での登板となった。イニングを2回に制限していたのかと問われると「前回71球を投げているから球数は制限していた。彼にとって少し新しい役回りだから、良くコミュニケーションをとって、回復状態を見ながら次いつ登板できるか判断していく」と話した。ロングリリーフとして期待した。

藤浪は6回は1番ウォードを右飛、2番トラウトに四球を与え、1死一塁から大谷翔平投手(28)と対戦。3球目の99マイル(約159キロ)の外角直球を左前に運ばれた。強烈なライナーのを左翼手がファンブルし、一塁走者トラウトが生還。その後は2者を打ち取った。7回は2者連続三振でスタート。8番の左打者タイスにカーブを捉えられ、二塁打を浴びたが、9番ネトをスプリットで見逃し三振に打ち取った。

藤浪が自責点0で登板を終えたのは、メジャー5試合目で初めて。防御率は14・40から12・71となった。

【動画】大谷翔平が藤浪晋太郎から左前安打 159キロ弾き返した