ドジャース大谷翔平が8日(日本時間9日)、ルール変更されたピッチクロックに言及した。肩肘への影響に「レスト(休息)リカバリー(回復)というか短い時間で多くの仕事量をこなすのは、負担自体は間違いなくかかっていると思う」と懸念を示した。
今季から有走者時の投球間隔が20秒から18秒に変更された。開幕からビーバー(ガーディアンズ)ストライダー(ブレーブス)ら投手に故障が相次ぎ、MLB選手会が6日に「健康面の大きな懸念を無視し、時間短縮を決めた。野球界と選手に前代未聞の危機をもたらした」と大リーグ機構を批判していた。機構側は「肘手術の増加はこの数十年間の傾向であり、球速と回転率の増加に連動している」と反論していた。
大谷自身もピッチクロックが導入された昨季、右肘を故障した。「球質自体を上げていく作業も、なおかつ自分のベストのボールを投げ続けなければいけない。手を抜くではないですが、軽く投げていくシチュエーションは先発ピッチャーでもなかなか少ないと思う」。先発投手の登板イニングは年々減少しているが、直球の平均球速は増加傾向。短い投球回の中で全力投球を余儀なくされている。
ルール内で故障を避ける工夫が必要となる。「球速との因果関係が結構強いと思う。しょうがない部分があるので1試合の中でマネジメントしていく方が、けがをしない観点で大事かな」。故障しにくいフォームも追い求める。「全体で分散していくしかないと思う。昔で言えば例えば『下半身で投げなさいよ』みたいな」。それでも「クオリティーが上がると、どうしても負担が出る場所はあるかな」と語った。



