ドジャース山本由伸投手(27)が、今季の公式戦最終登板で6回4安打無失点2四球7奪三振と好投し、12勝目を挙げた。 日本人投手として、史上7人目となる年間200奪三振をマーク。8月24日以来、5試合ぶりとなる白星を手にし、地区4連覇を決めた。

  ◇  ◇  ◇

6月下旬、ダッグアウト裏で山本の登板間の調整について取材する機会をもらった。質問事項を書いたノートをめくっていると、山本が興味津々に問いかけてきた。「へぇ~、メモ、英語もあるんですか」。ドジャースの他選手に直撃する時、あたふたしないように準備しておいた英文リストだった。「いつ勉強したんですか? 大学院で? すげぇ…」。思いがけない逆質問に、結局あたふたした。

ふと、コンディショニング担当のスミス・コーチが笑顔で近寄ってきた。すると山本はニヤリ、「イナカモノガ(田舎者が)」と日本語を浴びせ、その場が和んだ。取材中も含め、記者と会話をしている時、選手や球団スタッフが山本の前を通る度に快活なあいさつやカジュアルトークで“寄り道”することは多々ある。

取材を終え、お礼とともに声をかけた。「ケガしないように、体に気をつけて」。すると「熱中症に気をつけてくださいね」と、とっさの返答が返ってきた。そんなちょっとした一声が人をひきつける。愛される山本の一面が感じられた。【MLB担当=斎藤庸裕】

「彼は信じられない」引退のカーショーが山本由伸を大絶賛「チームにいてくれて本当にうれしい」