阪神伏見寅威捕手(36)は打っても守ってもすごかった。高橋との黄金バッテリーで15勝目をアシスト。バットでは6回、4点差に広げる3点二塁打。さらにはダメ押し中前打で計4打点。5年ぶり3度目の自己最多打点をたたき出した。
ヒーローインタビューで走者一掃の一打について「僕もバットを持って打席に入っているので、たまには打ちます!」と今季最後の神宮で爆笑をさらった。6回は1点を先制してなお無死満塁だったが高寺と元山が連続三振。嫌な流れで奥川の151キロを右翼線にうまく流し打った。「いつも1~5番に迷惑をかけていたので下位でどうにか盛り上げたかった。守備的にも追加点がほしいところ。望夢と飛優を何とかカバーしたいという思いでした」と胸を張った。
加入1年目。初のセ・リーグでも豊富な経験を生かした。中でも高橋とのコンビはひときわ輝きを放つ。開幕から驚異の5戦4完封を演出。“無双”が終わったあとも粘り強く高橋の良さを引き出して15勝のうち12勝をともにした。「立ち上がりから気持ちも入って、調子も良かった。遥人には最初から15勝してほしいと言っていた」。タイトルをほぼ確定させた後輩の活躍を、自分のことのように喜んだ。【柏原誠】



