常陸太田の合言葉は「1人1役全員主役」。主将の意気込み特集も小野文男監督のコメントにも欠かせない8文字だ。読んで字のごとく、チームワークを象徴する意味だと思っていた。が、思っていた以上の奥行きを今大会で感じた。

9番左翼で先発した白土良賢(3年)の声はよく通る。外野からもベンチに帰りながらも、円陣でも打席でも、仲間と自分を鼓舞する。小野監督が「うちのムードメーカーです」という盛り上げ役だ。

昨秋まで背番号2ケタでランナーコーチと代走だった。この冬、3人の兄から徹底的に打撃指導を受けた。小柄で長打は無理でも、強い打球が打てれば、チャンスはある。

兄弟の努力は実を結び、春からスタメンを手にした。「四球でも何でも、チームの1歩になる打席を心がけてます」と、1点を争った青森山田戦は2四球を選んだ。塁上では前に進むため、相手の隙を狙い続け、全力疾走を緩めない。

いい仕事ができるレギュラーになったが、盛り上げ役も忘れない。「1人1役、一丸で戦ってます」。得意な役割に徹し、さらにできる役割も増やしていく。1人1役以上になった時、チームは1歩も2歩も前に進む。【久我悟】

▼1回戦

東北楽天(東北)7―0松本南(信越)

千葉西(関東)3―2とかち帯広(北海道)

練馬北(関東)5―2大分北部(九州)

大阪福島(関西)6―5塩竃中央(東北)

恵庭(北海道)7―0徳島藍住(関西)

武蔵府中(関東)8―2小松加賀(東海)

盛岡北(東北)6―3大宮(関東)

佐倉(関東)17―7鳥取中央(関西)

山口東(関西)8―3富山(東海)

常総(関東)8―2枚方(関西)

八代(九州)4―3足利(関東)

盛岡姫神(東北)2―1兵庫三木(関西)

熊本大津(九州)10―0広島瀬戸内(関西)

新津五泉村松(信越)2―1横浜北(関東)

常陸太田(関東)9―8名古屋中央(東海)

中本牧(関東)4―2湖東(関西)

▼2回戦

世田谷西(関東)5―1東北楽天

守山(関西)5―3千葉西

愛知西(東海)5―1練馬北

大阪福島3―0千葉市(関東)

世田谷西TC(関東)6―1恵庭

摂津(関西)2―0武蔵府中

宮崎(九州)10―2盛岡北

佐倉3―1横浜都筑(関東)

山口東5―1取手(関東)

常総3―0佐久(信越)

札幌北(北海道)2―1八代

富士見(関東)5―0盛岡姫神

静岡裾野(関東)8―4熊本大津

橿原磯城(関西)8―1新津五泉村松

青森山田(東北)4―0常陸太田

中本牧2―1稲城(関東)

▼3回戦

守山7―6世田谷西

静岡裾野1―0橿原磯城

摂津2―1世田谷西TC

佐倉12―2宮崎

札幌北5―3富士見

大阪福島11―2愛知西

常総4―3山口東

青森山田7―0中本牧