2020年東京五輪のゴルフ会場である霞ケ関CC(埼玉県川越市)の正会員が男性に限定され「女性差別」と指摘されている問題で、大会組織委員会と日本オリンピック委員会(JOC)、日本ゴルフ協会、国際ゴルフ連盟の4者が2日、ゴルフ場側に規則の変更を求める文書を送付した。

 組織委の武藤敏郎事務総長によると「重大な懸念を持っている。できるだけ早く善処をお願いしたい」との内容で3日には、組織委らと霞ケ関CCの理事らが初会合を開き、今後の対応について協議する。

 国際オリンピック委員会(IOC)が問題視しているのは霞ケ関CCの定款の細則にある「正会員になれるのは男性」という文言。1月13日の会見で小池百合子都知事が「女性を認めるべきだ」と発言した後、IOCが五輪憲章などに抵触するとして同27日頃、組織委側に対応を急ぐよう指示した。関係者によると「ゴルフ場の方針が変わらない場合は会場変更も辞さない」と厳しい内容だった。

 霞ケ関CC側は立候補ファイル段階に名前が挙がる段階で、東京都に定款を提出しているため、今になってIOCが態度を急変させたことに困惑している状況だ。