「熊本地震チャリティ囲碁会」が22日、東京・新宿の「新宿こども囲碁教室」で行われた。天元2期、NHK杯優勝などタイトル4期保持の関航太郎九段、2017年本因坊戦挑戦者の本木克弥九段以下、飛田早紀二段、荒井幹太初段、藤澤ななみ初段が各4人と指導対局を行った。

5人は、藤澤一就八段の門下生。24年1月に一門の後援会である「伝統文化棋道振興財団」が発足し、昨年3月には能登半島地震の被災地でもある石川県七尾市に赴いてのチャリティー指導碁会も行った。

師匠の藤澤一は日ごろから、「世界で戦えるために囲碁棋士として技術を向上させたり、普及に尽力するだけではなく、外部との交流や社会貢献も大事」と話している。自身は15年前の11年に東日本大震災が起きた後、個人でチャリティーを行った実績がある。今回も、その活動の一環として弟子たちに声をかけて実現した。

一門では第2弾として、10月4日に大阪市の関西棋院でも同じイベントを開催する。また、門下生で女流囲碁界のトップを走る姉妹棋士、上野愛咲美女流名人、上野梨紗四段の直筆揮毫(きごう)色紙と扇子のチャリティー販売も行う。

これらの収益はすべて日本赤十字社を通じて、熊本地震の被災地の義援金とする。

日本棋院では10月25日、都内の「日本棋院東京本院」で「熊本地震チャリティーイベント」を開催する。こちらには上野愛のほか、福岡航太朗本因坊、張栩九段、小林泉美七段、鈴木歩七段、吉原由香里六段、万波佳奈五段らが参加の予定。