元気な掛け声が響く久武館道場では、新潟・長岡で活動する桜剣士会の、4歳から70歳までの門下生が、剣道の鍛錬に励んでいる。
練習曜日を固定せず、夕方からは子供たち、午後7時半頃からは大人が参加し、レベルにあわせた指導を行う同会は、約80人が在籍する。剣道七段の渡辺久雄館長(60)は「大会で勝つことよりも、学校や職場を超えた仲間を作ることで、人間的に成長してもらいたい」と熱く語る。
04年の新潟県中越地震での自宅全壊をきっかけに、道場立ち上げを決めた。かな夫人(60)も剣道七段で、館長とともに指導も行う。同夫人は「早期退職して剣道に専念すると聞いた時は驚いたが、人生1度きり、後悔したくないと言われて一緒に準備を急ぎました」と、看板犬の秋田犬を連れて笑顔で話した。
道場の床は足になじむ杉を使い、冷暖房はもちろんシャワー室もある。雪国でも練習に専念できるように考えられ、充実した設備環境に見学に来る人もいる。親子で通う人も多く、交流スペースではOB会が開かれ、道場をやめても楽しい交流が続く。「健康にもよい剣道を身近に感じていただきたい。初心者も歓迎です!」と渡辺館長。見学や参加の問い合わせはいつでも! 【電話】0258・35・1022、渡辺館長まで。

