放流直後の冬パターンをどう見極める? 今回の「ヘラブナ道場」は新ベラを放流したばかりの千葉・三島湖でサオを出した。10月30日に2・55トンが入った。「でも、もう時間もたってるしねぇ」という読者に朗報がある。今月13日に2・6トン(予定)の新ベラ放流があるのだ。釣るための見極めキーワードは「コントロール」。冬の道場もアツいぞ!

 寒さが厳しくなっていく。いきなり冬支度の三島湖だが、新ベラ放流が連続する。10月30日に21~30センチを主流とした2・55トンが放流された。そして間髪入れず今月13日には2・6トンが予定されている。「ともえ」の森和人店主は「予定よりもちょっと多くなるんだと思います。面白い釣りができますよ、これは」とニヤリと笑った。

 釣行日は放流翌日の31日と11月1日。31日は豚小屋下ロープに門下生の服部紫野さんが入った。服部さん、やや緊張していた。無理もない。今夏、三島湖でタナ(魚の泳ぐ層)を探るのに苦戦して、せっかく釣った1匹を写真撮影の際にポチャン。「あのことはトラウマになっている。今回はその記憶を塗り替えたい」と意気込んでいた。

 31日は晴天。新ベラは放流した30日の午後から活性があがっていた。服部さんも好釣で、52匹を釣り上げた。「でも、周囲の人は100匹ペースでした。まだまだ、勉強です」としょぼん。さて、なぜ周囲のベテランとは倍の差をつけられてしまったのか?

 1日からは大関実コーチが合流した。服部さんの釣りを見て5分。「なるほどね」と腕組みをした。

 大関コーチ 問題は、釣り方をどうコントロールするか、ですね。

 ヘラブナ釣りの謎解きが始まった。

 大関コーチ 新ベラは群れで動きます。なんとなく釣っていても釣れる。そこに法則性を加えることで釣果が違ってくる。

 (1)エサをコントロール バラケエサは「段差バラケ」2:「バラケマッハ」2:「天々」1。食わせエサは「グルテンα21」1:「グルテン四季」2。バラケは最初大きく角ばらせてふんわりつける。散っている新ベラを自分のところに呼び寄せる。ウキが動き始めてヘラの気配を感じたら今度は練り込んで小さく。集めたヘラを一定のタナに留めるのだ。

 (2)アタリをコントロール ウキは何度も動くが2度ほど動かずに見送る。集まったヘラを一定のタナに落ちつかせるため。そして3度目のアタリで合わせる。

 (3)ハリスをコントロール それでも魚は動いてしまう。ハリスは30センチと60センチを基本とした場合、アタリが遠のいたら上のハリスを20センチに縮めて、ヘラが上ずるようなら下のハリスを5センチずつつめるといい。

 3つのコントロールを忠実に守った服部さん、アタリを連発させ、午前は冷たい雨にも打たれて釣果が伸びなかったが、午後は仕掛け投入から5分で1匹目。順調に釣って、2時間で30匹ほど。大関コーチは正味3時間で70匹超だった。

 服部さん どれだけ同じ振り込みができるか。21尺の長さも慣れてきました。体が覚えているうちに13日の放流直後に来ないと。

 さて、3つのコントロール、みなさんも参考にしてください。

 ▼宿 三島湖「ともえ」【電話】0439・38・2544。11月~翌年2月の出舟は午前6時30分、帰着は午後4時。ボート1人乗り3000円、放流バッジ所有者2500円。宿泊も可。交通は車利用が便利。