太平洋白老町白老沖で１７日、サクラマスを狙った。１人１０匹定量の規制が１５日で終了したことで、多くの遊漁船が出てバケやジグで釣っていた。今シーズンは例年になく好調で、２キロオーバーを含めて１・５キロ前後が主流を占めた。

　午前５時３０分、白老漁港から清栄丸（八谷武四郎船長、【電話】０９０・９５２４・９４９３）に６人が乗船し、４０分ほどの沖に向かった。晴れ、風は強く、波１・５メートル。サクラマス用仕掛けにバケ６００グラム。水深は１０５～１０８メートル。

　早い時間はタナが浅く、１０～１５メートルで釣れた。回遊によっては３、４人が同時に釣れ、タモ入れを待つ場面も。手返しよく仕掛けを降ろすとすぐに掛かり、ほとんどが良型で引きが強いため、慎重に巻き上げた。

　中盤はややタナが深くなって２０～２５メートルになったが、途中の１５メートル付近で釣れることも。スレ掛かりは少なく、しっかりと口に掛かったため、タモ入れの際に走られても、糸を出し入れするなどしてバレはなかった。　後半はタナ６０メートルや海底付近となり、仕掛けが流されると他の人と糸が絡むオマツリもあった。正午の沖上がりまで、１～２・５キロが１人５～１５匹の釣果で、独特の引きを楽しんだ。他に４５～５８センチのスケトウが同８～１５匹交じった。八谷船長は「サクラマスは今後も好調が続く」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己＝６４】