駿河湾・吉田沖 夜明けの富士眺めタチウオ魚影濃い

<パパかっこいい! 大人の釣り>

ドラゴン勝負だ、静岡に遠征するぜ! 大井川港「海政丸」では、深夜1時30分に集合して、満天の星や、夜明けの富士山を眺めながら釣るタチウオが面白い。駿河湾・吉田沖、体高で「指5本」級も飛び出していて、大型の強烈な引きを堪能できる。まだ、小型も交じってはいるが、どうやら魚影は濃い。まだ、未体験という人は、今がちょうどチャンスかもしれませんよ。

駿河湾吉田沖、夜中はまっ暗。満月でさえなければ、頭上にはキラキラのお星さまでいっぱい。ときおり流れ星もみえるので、願いごとはすぐに言えるようにしてください。

「大きなタチウオが釣れますように」。その願い、きっとかないますよ。

今、大井川港「海政丸」(望月茂樹船長)では、午前1時30分に集合して、朝8時まで釣るタチウオ釣りが活発化している。

スタートは当然まっ暗。同じ思いで駿河湾に面した港から船が集結してくる。漁(いさり)火が幻想的だ。水深50~60メートルの海域で釣りを始める。当たるタナ(魚の泳層)は海面から15~40メートル。ガツンとひったくるような強烈な衝撃。これはたまらない。

ルアーなら100グラム前後のメタルジグ、サンマ切り身のエサ釣りではハリス12号にハリは「3/0」と大きめで勝負しよう。

そして今年は、とても魚影が濃い。実釣日は台風15号が通過する直前の7日未明。エサ釣りで挑んだ。60号の蛍光オモリをつけて、落とし込む。着底するまでに3回はゴツン、ゴツンと動きが止まる。食われているんじゃなくて、おそらくタチウオにオモリが激突している。それだけ濃い。

アクションは、基本的に超スローの巻き上げ。じっくりタチウオにエサを見せつける。1回のシャクりでリールは半回転以下がいい。シャクらなくても単なる超遅めのタダ巻きでもガツンと乗ってくる。

それでもアタリが遠くなることがあるので、そんな場合の必殺技がある。

望月船長 エサ釣りでもフォール(落とし込み)のときに有効。リールのクラッチを開放して仕掛けを落とす、途中でサミング(親指でリールの道糸の巻いてあるスプールを押さえること)して完全に動きを止める。5秒待って何もなければ、また、落として、サミング、止めるの繰り返しの止めているときにガツンがきます。

そんな魔法みたいな釣り方が、本当に存在するのか?

実際にやってみる。まず、底まで仕掛けを落として、ゆっくり巻き上げてくる。すると、コツンと反応はあるものの、なかなか掛からない。タチウオは立った状態のまま、ヘリコプターやドローンのようにホバリングして、等距離でゆっくりと追いかけてくる。最初のアタリが出てから15メートル上でようやくヒットなんてことは珍しくない。タチウオとの我慢比べだ。

ただし、そのままのエサがタチウオに低速尾行をされるだけで終わることもある。そこで「フォール&サミング&5秒止める作戦」だ。巻き上げてきてアタリを感じてしばらく通り過ぎる。今度はフォールに切り替える。サミングを入れて止める…1、2、3…ガツン、ありゃ、ヒットした。指4本のでっぷりタチウオだった。

口をあけて追いかけてくるタチウオのふいを突く。油断しているから落ちてきて口に入れば食わざるを得ない。魚影が濃いから「エサも落とせばタチに当たる」という状態になるようだ。

夜明け前後には水深80~100メートルと深くなるけど、この落とし込み戦術はばっちりハマりますよ。それこそ流れ星に願わなくても釣れちゃいますよ。さあ、駿河湾遠征だ!【寺沢卓】

▼船 大井川港「海政丸」【電話】090・8337・6701。午前1時30分集合、同8時に納竿。氷&サンマ切り身エサ付きで1万1000円、ルアーは1万円。電話の受け付けは午前8時~午後8時。フェイスブックのメッセンジャー、LINE、ショートメールは24時間で予約を受けていますが、人数の調整もあるため船長からの返信があって、予約完了になります。

その他の写真

  • まだ星空の見える時間帯もおなかのたっぷりしたサイズがかかってくる