「自分でできるテストステロン・アップ術」。今回は「食材」を取りあげ、4つの栄養素「亜鉛」「アリシン」「ジオスニゲン」「カルニチン」に注目します。
(1)亜鉛 非常に大事なのがこの亜鉛です。細胞の成長、免疫、タンパク質の合成、味覚・嗅覚にもかかわっています。さらに、テストステロンの合成にとても重要です。亜鉛が不足するとテストステロン量は減少し、逆に補給すると増加することが分かっています。男性が亜鉛を摂取しないと生殖機能の発達や維持ができなくなります。亜鉛の多い食材は、カキ、小麦麦芽、豚レバー、牛赤身肉、カシューナッツなど。最近の健康ブームで亜鉛にも関心が集まり、サプリで補給する人も増えていますが、とりすぎは逆に不具合が起こります。1日の必要亜鉛摂取量は、厚労省から成人男性で11ミリが推奨されています。カキだけで接種しようとすると1日3~4粒になります。
(2)アリシン ネギ類など香り野菜に含まれる成分で、テストステロンをアップさせる作用もあります。ニンニク、ニラ、タマネギ、ラッキョなどに多い。タマネギを食べる時は、スライスしてサラダで食べるとアリシンを多く摂取できます。タマネギのアリシンは水に溶けやすく熱に弱いからです。一方、ニンニクのアリシンは生で食べるとテストステロンを下げる、といわれています。過熱して食べましょう。
(3)ジオスニゲン 山芋に含まれているジオスニゲンは、男性ホルモンのテストステロンや女性ホルモンのエストロゲンの源になるDHEA(別名=マザーホルモン)の前駆体です。昔から“山芋は精力増強に良い”と言われていますが、まさにそのパワーがあるのです。
(4)カルニチン これはアミノ酸の一種で、テストステロンの分泌を促す効果があります。カルニチンの多い食材はラム肉(羊の肉)。ラム肉を「ジンギスカン」や「ガーリックソテー」で食べて、テストステロンをアップさせましょう。(医学ジャーナリスト 松井宏夫)

