そもそも血糖値の上昇には「望ましい上がり方」があるという。「下北沢病院」栄養科の石田千香子科長が続ける。
「ひと言に血糖値のよい上がり方というのは、“ゆっくり上がってゆっくり下がる”というパターンが血糖スパイクを起こしにくいといわれています。そのためには炭水化物だけではなく、タンパク質や適度な脂質を食べること。食べる順番は“カーボ(炭水化物)ラスト”で。まずサラダなどの野菜を食べる、次に主菜(おかず)であるタンパク質を食べて、最後は炭水化物であるごはんなど。ただ、野菜でもおかずでもどちらが先かではなく、一緒に食べても大丈夫。大事なことはやっぱり“カーボラスト”がいい」(石田科長)。
早食いは禁物。ゆっくりとだ。
「糖尿病で腎症の合併がある、あるいはそういう傾向がすでにあるという場合はタンパク質を控えましょう、過剰摂取には気をつけましょうということはあります。ただ、そうではない場合、とくに高齢者の方ならタンパク質はしっかり取っていただきたいです」(石田科長)。
魚、肉、卵、大豆製品を毎食とる。こうした食事バランスは年齢に関係なく必要なこと。また同じ糖質でも液体と固体では、血糖値の上がり方も異なるとか。
「リンゴを果肉としてそのまま食べるのと、ジュースで飲むことでは、ジュースのほうが血糖スパイクを起こしやすいです」(石田科長)。

