フィギュアスケート男子シングルで66年ぶりの五輪連覇を狙う羽生結弦(23=ANA)が11日、カナダから韓国・仁川空港に到着し、取材に応じた。

 -今の足の状態。この3カ月間、どんな思いで練習してきたか

 羽生 出れない試合もたくさんありましたし、あの、非常にもどかしい気持ちでもいましたけど、出来ることとして、陸上のリハビリだとか治療とか、そういうことを必死にやってきました。こうやって、試合の場に来れたことがうれしく思いますし、これからこの地で、しっかりと調整して、試合に向けてやっていけたらなと今は思っています。

 -五輪連覇への思いは

 羽生 そういう気持ちは少なからずありますし、自分にうそをつかないのであれば、2連覇したいというふうには思っています。ただ、それだけが目的ではないので、しっかりと試合というものを感じながら、自分の演技を出しながら、この五輪というものをしっかり感じていきたいと思います。

 -ショートプログラム(SP)とフリーでそれぞれ、どんな4回転を跳びたいと思っているか

 羽生 現地で調整して、それから決めようと思っています。構成の選択肢はたくさんあると思いますし、周りの状況をいろいろ見ながら考えないといけないという風に思っているので、しっかりと作戦を立てながら、やっていきたい。

 -今のコンディションは何%か

 羽生 まだ滑ってないので分かんないです。ただ、団体戦も見ていましたけれど、どの選手よりも勝ちたいという気持ちが強くあると思いますし、どの選手より、ピークまで持っていける伸びしろがたくさんある選手の1人だと思っている。しっかりと頂点を追いながら頑張っていきたいと思います。

 あさって(の会見)よろしくお願いします。