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五輪百景

五輪百景

首藤正徳(しゅとう・まさのり)五輪は92年アルベールビル冬季大会、96年アトランタ夏季大会を現地取材。08年北京、12年ロンドン大会は統括デスク。現在は2020年東京五輪・パラリンピック準備委員。

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17日、フリーの演技を終えた羽生は、人差し指を高々と突き上げる

羽生結弦が平昌で伝説をつくった。強い心の物語である。4カ月ぶりの実戦が、フィギュアスケート男子66年ぶりの連覇をかけた五輪。痛めていた右足首も癒えてはいない。そんな計り知れない重圧と不安…[]

英国を下して銅メダルが決まり、写真撮影で手を振る、左から日本リード吉田夕梨花、サード吉田知那美、ステップ藤沢五月、セカンド鈴木夕湖、リザーブ本橋麻里(PNP・撮影=2018年2月24日)

カーリング日本女子の黄色いストーンが弾かれて、中央へ動いた。銅メダルが決まったあのシーンは、本当に英国のミスショットなのか。私はどんな時も笑顔を絶やさず、スポーツマンシップを忘れなかった…[]

女子フリーで演技する宮原(撮影・山崎安昭)

五輪が面白いのは、必ずしも実際の順位と自分の見た印象が合致しないところだ。それは選手たちに、自らの価値観や美意識、人生観を投影して見てしまうからだと思う。フィギュアスケート女子シングルの…[]

4位で惜しくもメダルを逃し涙する岩渕(撮影・黒川智章)

スノーボード女子ビッグエア決勝でメダルの夢がついえた後、16歳の岩渕麗楽の瞳からこらえていた涙がこぼれ落ちた。コーチに肩を抱かれると両手で顔を覆って泣きだした。この光景が私にはまぶしかっ…[]

5位に終わり倒れ込む渡部暁(撮影・黒川智章)

「オリンピックには魔物がいる」とよく言われる。その魔物を目の前で見たことがある。1992年アルベールビル大会。フィギュアスケート女子の伊藤みどりが、オリジナルプログラム(OP、現ショート…[]

女子500メートルを走り終え、大歓声を浴びた小平は次組のスタートが近いことから静かにするように促す(撮影・河野匠)

スピードスケート女子500メートルの小平奈緒の金メダルから一夜明け、前日には気づかなかったレース後の映像に目を奪われた。五輪記録に金メダルを確信して沸き立つスタンドに向かって、小平が人差…[]

金メダルに輝いた羽生は日の丸を羽織ってリンクにあいさつする

羽生結弦の金メダルの演技は、30年にも及ぶ4回転時代のフィギュアスケートの完成形なのだと思った。静かで優雅な流れの中、よどみなく、高くて美しい4回転ジャンプを何度も決めた。顔にも体にも力…[]

長野五輪ジャンプ団体で金メダルを獲得し笑顔の左から斎藤、岡部、原田、船木(1998年2月17日撮影)

1998年2月17日、長野五輪ジャンプ団体で日本は金メダルを獲得した。あの吹雪の中の大逆転ドラマを、渡部暁斗は会場で見ていた。当時小学3年生。観客席の熱気が強く心に残ったという。その数カ…[]

銅メダルに輝いた高梨は2本目の飛躍後、伊藤有希(右)と抱き合い涙する

真っ赤なウエアの伊藤有希は、テレビカメラを横切って、真っ先に高梨沙羅を抱きしめた。「おめでと――」の歓喜の声が雪上にこだまする。悲願のメダルを決めて感極まる2歳下の好敵手の顔にほおを寄せ…[]

92年五輪で銅メダルの橋本聖子さん(左)と銀メダルを獲得した高木美帆

スピードスケート女子1500メートルの高木美帆の銀メダルが、万感胸に迫った。今季W杯4戦全勝でメダルは確実視されていたとはいえ、やはり五輪という特別な舞台で実現すると感慨深い。短距離の瞬…[]

予選が悪天候で中止になり観客と記念撮影する鬼塚(撮影・黒川智章)

スノーボード女子スロープスタイル予選が、強風で中止になった。12人で争う予定だった12日の決勝には全27選手が出場する。「コース状況が悪かったので中止でよかった」とは金メダル候補の鬼塚雅…[]

開会式で、「統一旗」を掲げ行進する韓国と北朝鮮の選手(撮影・PNP)

平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)の開会式を見た。開幕前から南北融和の押しつけにへきえきしていたためか、いつものように心から感動できなかった。南北合同チームの真冬のカーニバルのような行…[]



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