15日の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)スケルトン男子にOBの高橋弘篤(33=フリー)と4年生の宮嶋克幸(22)が出場した仙台大で同日、「スケルトン選手を応援する会」が(主催・宮城県柴田町)が開かれた。学生や町民を中心に約100人が参加し、声援を送った。2回戦まで行われ、高橋は30人中23位、宮嶋は27位だった。

 会場では、アスリートが解説を務めた。14年ソチ五輪スケルトン女子代表の小室希(32=仙台大職)と、同五輪ボブスレー男子代表で昨季スケルトンに転向し22年北京五輪出場を目指す黒岩俊喜(24=仙台大大学院2年)が登場。黒岩の質問に対し小室が答える形式で進行した。小室は昨秋に練習で今大会のコースを滑っており「2~3カーブは非常に難しく、ぶつかると1秒くらい差が出てしまう。トップ選手でも気をつけており、そこの攻略が重要です」と経験を踏まえたコメントを披露した。

 気になる日本代表2人の滑りについては「高橋選手は1回目で急カーブの入りが真ん中過ぎた。左から緩く入っていたら良かった。今日は悔しい結果だと思うが、明日はいい滑りを見せてくれるでしょう。宮嶋選手は課題のプッシュで一番いいものを出せたと思う。ただ2回目は持ち味の滑走でミスがあった。持ち味をもっと出して欲しい」と総括した。16日には男子の3、4回戦が行われるが、3回戦を終えて上位20人以内に入らなければ、4回戦へ進めない。「2人とも明日の4回目で姿を見せて欲しい」とエールを送った。