【ヤクルト・吉田大成】「平成最後の支配下」はスカウトへ/さよならプロ野球〈11〉
引退―。プロ野球選手にとって不可避の岐路は、新たな人生への「入団」でもあります。オフ恒例の大河企画「さよならプロ野球」で、青年たちの希望の光を追います。第11回はヤクルト・吉田大成編。
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★18年ドラ8 明治安田生命から
平成最後の支配下指名選手”がユニホームを脱ぐ。
ヤクルト吉田大成内野手(27)が4年間の現役生活を終え、スカウトとして第2の人生を踏み出す。
戦力外通告時にスカウト就任の打診を受けた。社会人復帰してのプレーも一時は考えたというが、「やはり野球界に残れる、スカウトを出来るのは、みんなやりたくても出来ないこと。こういうお話をいただくこと自体が幸せ」と心を決めた。
◆吉田大成(よしだ・たいせい)1995年(平7)3月7日生まれ、千葉県浦安市出身。佼成学園-明大-明治安田生命を経て18年ドラフト8位でヤクルト入団。19年6月24日オリックス戦で初出場。通算39試合出場で打率1割9分8厘、1本塁打、5打点。175センチ、80キロ。右投げ左打ち。
明大から明治安田生命を経て18年ドラフト8位で入団。「平成最後の支配下指名選手」として話題になった。
プロ生活1番の思い出は、キャリア最初で最後となった本塁打。
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