サッカー日本代表が3日、W杯アジア2次予選(6日ミャンマー戦、11日シリア戦)に向けて千葉市内で始動した。
前日2日に一般女性との結婚を発表したMF堂安律(25=フライブルク)が、チームも家庭も引っ張る覚悟を示した。すでに突破を決めているが、最終予選につなげるために意識を高く保って価値ある2試合にする。
笑みを浮かべながらメディアの前に現れた堂安は「サッカーの質問だけでお願いします」とおどけた。結婚について問われると「同棲(どうせい)期間も長い方なので、特に何か新しいことが進むわけではないですけど、より一層かっこいい男になっていきたいなと思います」と言い切った。
「かっこいい男」像がある。すでに婚姻届を提出していた2月のアジア杯カタール大会中に「サッカー選手である前にかっこいい男でありたい」としながら「昔の男に憧れる。不器用だけど背中で見せるみたいな」と語っていた。そんな昭和スタイルを地で行く。
気遣いの男だ。婚姻届を提出したのは1月だったが、シーズン中でアジア杯も控えており、自身のパフォーマンス次第で、妻に迷惑がかかることを懸念してこのタイミングでの公表に至ったという。「いろいろと切羽詰まっていた」と結婚後にプロポーズをしたことも明かした。
プライベートでノリノリの背番号10は、この2試合を消化試合にするつもりはない。「緊張感を自分が先頭に立って出していけたら」。W杯アジア最終予選、その先の本大会を見据える。取材中に大雨で雨に打たれる報道陣を見かねて「ぬれていないですか? こっち来ますか?」。軒下に招き入れる心優しいレフティーが日本を前進させる。【佐藤成】

